ご当地コスメ本気斬り【第9回】茨城県「納豆ジェル」をお試し![@cosme NIPPON PROJECT]

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ご当地コスメ本気斬り【第9回】茨城県「納豆ジェル」をお試し![@cosme NIPPON PROJECT]
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「あのご当地コスメがスゴいらしい」「地元におもしろいコスメがある!」など@cosmeメンバーさんからの口コミや編集部に寄せられた情報をもとに、美容ライターふたりが“買ってガチで試す”体験レポ。今回のテーマは、なんと納豆コスメ〜!

【第9回】においは?ネバネバは?うわさの納豆ジェルをお試し

長谷川真弓/美容エディター・ライター
編集プロダクション、広告代理店を経て美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材している。

日本を代表する発酵食材を使ったジェル

今回のターゲットとなったアイテムは、ご当地コスメ編集担当者からの1本のメールから始まりました。

「長谷川さん、このコスメ気になるんですけど…」と。URLを開いてみると、日本を代表する食材「納豆」を使ったコスメの紹介が…。「え?納豆ですか!?」

実は、私もこのコスメ、気になっていたんです。ご当地コスメといえば、その土地ならではの原料や特産品を使ったコスメが多く、「え?これをコスメにも使うの?」なんてモノもあったり。もちろん、納豆コスメがあることも知っていました。だから、このメールが届いたとき、「おおお!とうとう来たか〜」と(笑)。

納豆といえば、「アレ」ですよね…

納豆といえば、大豆を発酵させたあの独特の「におい」と「粘り」ですよね。日本人でも好き・嫌いが分かれ、嫌いな人は納豆のにおいが少しでもしようものなら、部屋から出ていってしまうくらい。「コスメの原料に使うとは何事じゃー!」など、お叫びも聞こえてきそうですよね。

私ですか?納豆は大好き。ごはんはもちろん、パスタ、炒め物、鍋にも納豆を入れ、冷蔵庫にはストックもあるほどの納豆好き。

納豆を含む発酵食品は、海外でも注目の的。さらに、化粧品業界は空前の発酵ブーム。麹をはじめ、“菌”のチカラを活用した“発酵コスメ”が大ヒットしています。発酵食品としても名の知れた納豆菌の実力、自分の肌で試してみたいじゃないですか。におい、ちょっと気になりますが(笑)、トライする価値はある!と思い、「ポチッ」。

おっかなびっくり試してみたら、においが…ない!?

数日後、家に届いたコスメを開けてみることに。やっぱり、するのかな?あのにおい。開ける前からドキドキするなんて…ちょっと笑っちゃいますよね。

クンクンと鼻を近づけてみると…あれ?え?ウソ。においがしない…!?

同梱されていた商品パンフレットを見てみると、よくある質問コーナーに「納豆特有のニオイやネバネバはありません」と記載してあるじゃないですかー(同シリーズのローションに対する質問ではありますが、やっぱり皆さんも、におい気になるんですね)。

「へぇ。そうなんだ」とホッとした一方で、少しだけ残念に感じたのは私だけ(笑)?

でも、ここで新たな疑問が。納豆菌のにおいもネバネバもないのに「納豆コスメをつくった理由は何だろう?」と。早速、調べてみることに。

納豆の中にある「ある成分」が肌にとっても良いらしい

日本を代表する食材、中でも発酵食材は「美と健康に良い」と言われていることは皆さんもご存知のとおり。多くの化粧品メーカーが納豆に着目し、研究開発をしていることと思います。今回、「納豆ジェル」を開発した鈴木ハーブ研究所さんもそのひとつ。納豆の成分を分析すると、アミノ酸のひとつである「ポリグルタミン酸」が含まれていることがわかったそう。ポリグルタミン酸とは一体何かというと、ヒアルロン酸の2倍以上の保水力を持つ天然保湿成分なんだとか。

美肌の秘訣に欠かせないのは保湿ケア。油分と水分の絶妙なバランスが必要なのですが、水分を肌に溜め込みますよー、そしてうるおうチカラを高めていきますよー、という成分だというのです。

寒さが厳しくなると肌の乾燥が加速し、肌本来が持っている機能が低下していきます。乾燥や肌荒れなどの肌トラブルも原因をたどると乾燥に行き着きます。乾燥知らずの肌を目指すなら、まずは「自らうるおうチカラを高めること」が先決なのです。
そのうるおうチカラをサポートしてくれるのが、納豆に含まれているポリグルタミン酸というわけ。
その他にも、「納豆ガム」(ガムって何よ、と突っ込みたくなりますが、植物性エキスです)、大豆芽エキス、豆乳発酵液、スクワラン、ヒアルロン酸なども配合。これは理にかなっている、よね。

ジェルでもなく、クリームでもない“ちょうど”の肌ざわり

まめ知識を頭に入れ、使ってみることに。

「納豆ジェル」というとおり“テクスチャーはぷるぷるのジェル”といいたいところですが、肌にのせるとサラッというよりはムチッという印象。肌にしっかりと乗る感じなので、若干“かため”。ジェルとクリームの間と言ったほうがわかりやすいかもしれません。

ですが、このあんばいが実に良いっ!今の季節はとくに、サラサラしたテクスチャーではもの足りなさを感じてしまうんです。だから、すこーしだけ肌に残る“厚み”が後を引くといいますか、恋しくなるんです。うまいな〜。

さらに、顔全体にのせていくと、ある瞬間からピタッと肌を包み込む重みに変化するんです。まるでジェルから「均一に肌にのりましたよ〜」というOKサインのよう。このときに手のひらを使って顔全体をやさしくハンドプレスすると、さらにググッと入る感じに。へぇ〜、これもまた驚き。

私の肌との相性はすこぶる良く、時間が経ってもつっぱることはありませんでした。1日過ぎて、また1日…3日ほど続けて使ったある日、鼻の下のガサガサがすっかりきれいになっていることに気づいたときの感動!

風邪をひいて鼻を何度もかんでいるうちに鼻の下が真っ赤になってしまったのです。ヒリヒリ痛いし、みっともないし…嫌だなぁと思っていたときのまさに救世主!それからは目の下、口元などの乾燥が気になるところには重ね付けをするように。

すっごくラク。そして、肌がしっとり。どうやら私の肌と納豆は相性が良いみたいです。
にしても「納豆ジェル」このネーミングのインパクトは絶大ですね。思いもよらない偶然の出合いに感謝♪

\今回お試ししたのはこちら/
納豆ジェル 80g 3,000円

取材・文/長谷川真弓
イラスト/あやまる

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