「上半期新作ベストコスメ」 大賞受賞の秘密を解き明かす! | The Beauty Times Vol.1

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「上半期新作ベストコスメ」 大賞受賞の秘密を解き明かす! | The Beauty Times Vol.1
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2015年11月〜2016年4月に発売され、クチコミが投稿されたコスメや日用品などのカテゴリの3,478 アイテムを対象とした「@cosmeベストコスメアワード2016 上半期新作ベストコスメ」が発表になりました!
@cosmeメンバーから投稿されたクチコミをもとに、今回は大賞と42カテゴリを発表。受賞したアイテムたちは“今まさにみんなの支持を得ている旬コスメ”と言えます。
この連載では、その理由を解き明かしながら、最新トレンドを分析していきます。ぜひチェックして、新しいキレイを発見してみませんか?

今年上半期のベストコスメ大賞は『RMK リップジェリーグロス』
SNSで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
店頭でも売り切れが続出していた大人気グロスですが、実は意外な受賞でした。まずはその理由に迫ります。

なんとここ数年、リップグロスカテゴリは商品の登録数が減少傾向だった!

グラフから2013年以降、グロスカテゴリのアイテムは@cosmeでの商品登録数が全体的に減少傾向にあることがわかります。
一方、口紅カテゴリは2012年から商品数が上昇し続け、未だに盛り上がりを見せています。

それでも支持されたのはなぜ? 大人気の理由を分析!

『RMK リップジェリーグロス』は昨年末に発売。
みずみずしい透明感が最大の特徴です。また新採用のスプーン型スパチュラがリップにぴったりとフィットし、ストレスフリーな使い心地。
濃密なジェルが、ぷるんとした立体的な唇をつくります。
リップジェリーグロスは全11色で、絶妙なニュアンスカラーが話題となりました。特に“ベビーブルー”というカラーは、その意外性のある色味が人気を博しました。

発売直後から、平均5.5点、半数以上が6点または7点と高評価のクチコミ投稿が後を絶たなかった『RMK リップジェリーグロス』
クチコミ投稿者の約6割は20代以下のメンバーさんでした。現在でも品薄が続くほど人気のカラー“ベビーブルー”をきっかけに“ラベンダー”や“スパークルピンク”などの色を中心に、多くの人に注目されました。

ツヤツヤでぷるんとした仕上がりと、グロス単体でも口紅と合わせてでも使える便利さ、そして手に入れやすい価格も、20代を中心とした世代の高評価を呼んだ理由と言えそう。
また、クチコミから手持ちの口紅に重ねて新しいニュアンスを楽しんでいるという傾向も見られました。

レアな色味がSNSでも拡散!

@cosmeや@beautistのユーザーからも、多くの写真が投稿された『RMK リップジェリーグロス』の“ベビーブルー”。

「青みメイク」には一昨年よりじわじわと注目が集まっており、去年は「青み」というワードがクチコミへ多数登場した『イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ヴォリュプテ シャイン』が、@cosmeベストコスメアワード2015の大賞を受賞。
その後、メイクアップアーティストの久保雄司さんが提案する「クボメイク」をはじめ、美容のプロが続々とインスタグラムで「青みメイク」を発信し、SNSにて爆発的に流行しました。

今年は手持ちのカラーに「青みのニュアンス」を足し、ピュアで透明感のある旬顔を演出できるアイテムに注目が。
その珍しい見た目に多くの人が惹かれました。20代を中心にSNSで話題となったため、その層からのクチコミが多いというのも納得できます。

また、クチコミを見てみると“ベビーブルー”を求め店舗へ訪れた人が、その質感や色味に魅せられ、他の色を購入。
今度はその色が人気となり売り切れるというサイクルが生まれたようです。その希少性が、さらなる人気を呼ぶきっかけとなりました。

今回の上半期新作ベストコスメにも、今後の流行のヒントが隠れているかも。
ベストコスメを通して、今後のメイクトレンドを予想してみてはいかがでしょうか?

多機能ベースメイクに合わせて需要がUPした「フェイスパウダー」

2011年に@cosmeへ 商品登録されたカテゴリ毎のアイテム数を100として、2016年上半期フェイスパウダーの登録数を見てみると、その数は113に上昇。

1番少なかった2013年と比べると1.5倍と大幅な増加が見られました。
UV、下地、ファンデをひとつで叶える、BBやクッションファンデーションなどの多機能ベースメイクアイテムの人気に伴い、仕上げに使うパウダーの需要もアップしたようです。
パウダー部門の1位『セザンヌ UVクリアフェイスパウダー』は、プチプラながら適度にツヤを抑え、透明感ある仕上がりが高評価を得ました。

”与える”スキンケアのキーアイテム「ブースター・美容液」

洗顔後のお手入れの最初に取り入れることで、その後のスキンケアの浸透力をより高めるブースター美容液のカテゴリも、商品登録数の割合が急増。
手持ちのアイテムに加えるだけで、スキンケアを底上げしてくれるアイテムに注目が集まっているようです。
ブースター部門の1位は、プチプラが魅力の『ナチュリエ スキンコンディショニングジェル(ハトムギ保湿ジェル)』ブースターだけでなく全身用としても使えるなど、様々な使い方ができる多機能コスメが人気です。

眉にもカラーがトレンドに「アイブロウ」

今期は、『デジャヴュ ステイナチュラR』に代表されるパウダーとペンシルのいいとこ取りをした商品や、黒・茶以外のユニークな色の商品が注目されるなど、多様なアイブロウが登場し人気を呼びました。
眉毛は髪色に合わせて、はもう古い!? と言えるような傾向も。
アイブロウ部門1位は『イプサ アイブロウ クリエイティブパレット』
なりたい顔やイメージによって、眉毛にも黄みや赤みをONできるパレットです。アイブロウにも「よりニュアンスを重視したメイク」へのシフトチェンジが見られます。

上半期は夏に重宝する高機能な「日焼けケア&デオドラント」が豊作!

夏に向け、UVケアやデオドラント・制汗剤の商品が続々新登場。
UVケアは年々進化の著しい分野ですが、特に今季は高機能を持つ商品が登場し、大豊作と言えそうです。
日焼け止め部門の1位と2位は『アネッサ エッセンスUV アクアブースター』『ベネフィーク ディープブロックエッセンス (UV&IR)』
高SPFうるおいたっぷりの使い心地が、人気の理由です。制汗剤では『Ban 汗ブロックロールオン プレミアムラベル』が1位に。
汗の匂いを抑えるだけでなく、ワキ汗自体をブロックするなど、夏に重宝するコスメはより高機能の商品に関心が集まっています。

上半期に発売された商品の説明文に多く見られたワードは上記のとおり。
「オススメ」は「化粧下地としてもオススメです」というように、多機能性を示し、近年発売が相次ぐオールインワンコスメや、オールインワンスキンケア商品の影響が見られます。
また、カラーや数量を「限定」発売し、インスタグラム、フェイスブック、LINEなどのSNSで注目の的になったコスメが増えた模様。
「年齢」というワードからは、より直接的にエイジングケアに訴えかける商品が多かったことがわかりました。

惜しくも受賞を逃した完売コスメ

ちなみに高評価だったものの即完売してしまい、惜しくも今回入賞を逃した商品もあります。
トレンドを知るには見逃せないので、ここでご紹介!

上半期は、カラフルなフェイスパウダーが多く登場。
シャネルやディオールを筆頭に、チークハイライトとして、メイクの仕上げに上品な輝きをプラスできる商品、また『イヴ・サンローラン・ボーテ パレット ボーホーストーン フェイス』のように、グリーンやブルーなどを重ねることでニュアンスを演出するカラーが人気となりました。
様々な色味を足すことができるパウダーも人気続行の予感です。


さて、今後は受賞コスメに見るキーワードごとに「@cosmeベストコスメアワード2016上半期新作ベストコスメ」の分析を毎月お届けします。次回更新もお楽しみに!

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